近年、建築物の環境への影響を削減するために様々な方法が積極的に取り入れられてきています。企業からの苦情の主なものはエコ倉庫を作りたいがコストが高過ぎるということです。
ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなどのエコ倉庫建築の初期段階からの調査資料によると、建築材料コストの点で、エコ倉庫のほうが標準仕様の倉庫より約10%高くなることが判明しています。しかし、政府の諸規制は最近厳しくなりつつあり、CO2排出削減への取組みが避けられなくなってきているため、企業は「環境に優しいビジネス」へと転換していくことが販売の促進と利益の増加につながるものと認識し始めています。
エコ建築材料に関しては、需要が拡大してきた結果、様々な種類のものが入手できるようになり、また価格も低減してきました。その一例としてソーラーパネルを見てみると、10年前はソーラーパネルを使うことは高価な選択でした。しかし現在は、ソーラーパネルの大量生産が可能になり、また、グローバル競争の激化で、ソーラーパネル発電は規模が相応に大きければ、従来型の発電方法にほぼ匹敵できるほどになりました。また、標準的な発電方法がインフレの影響を受けるような場合には特に競争力がでてきます。
ソーラーパネルの設置される場所にもよりますが、ソーラー発電への初期投資は耐用年数よりはるかに短い約20年で回収できると専門家が国際的に認めています。エコ倉庫は単なるエネルギー節減の工夫をこらした建物というだけではありません。エコ倉庫を作るということは、環境とそこで働く人たちに対して最も生存可能な結果を保証するための注意深い計画を必要とするデザインアプローチであり、同時に操業上の機能を最高度に保つデザインアプローチなのです。
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